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アニスタVol.2 ミーティングデー
「ドロヘドロ」スタッフトークショー

“スタジオ”と“ファン”と“未来の作り手”をつなぐ、アニメファン感謝イベント&リクルートイベント「アニメスタジオミーティング」、通称「アニスタ」。第2回となる今回は、東京・飯田橋のDNPプラザにて11月2日(土)〜12月8日(日)まで展示会を実施し、会期ラスト2日となる12月7日(土)&8日(日)には、制作スタッフやクリエイターにスポットを当てたトークイベントが開催された。そのレポートが到着した。

イベントの一つである「ドロヘドロ」スタッフトークには、監督の林祐一郎氏、キャラクターデザインの岸友洋氏、クリエイティブプロデューサーの淡輪雄介氏、アニメーションプロデューサーの野田楓子氏の4人が登壇。MAPPA企画部の木村誠氏の司会にてトークがスタートした。

最初のトークテーマは各スタッフと「ドロヘドロ」との出会いについて。
「ドロヘドロ」は2000年から連載が始まった漫画で、もうすぐ20周年を迎えるが、長年アニメ化が望まれながらも、なかなかそれが実現しなかった作品だ。
そんな本作を監督の林氏が初めて知ったのは、漫画からではなかったという。「僕は普段漫画を読まないので、『ドロヘドロ』も知らなかったんですが、フィギュアでトカゲ頭の人間を見たことがあったので、『この作品だったんだ』と繋がりました(笑)」と林氏。
一方、岸氏、淡輪氏、野田氏の3人は途中読んでいなかった時期はあるものの、以前から漫画を読んでいた。しかし、3人とも今回原作を読み直して、「改めてアニメ化のハードルが高い作品だと感じた」と口をそろえた。

そんなアニメ化のハードルが高い作品に取り組む上で、各スタッフはどんなことを意識しているのか?
キャラクターデザインを担当する岸氏は「林田(球)先生の描いている絵の雰囲気を壊さないようにしています」と語り、その作業を「楽しいけどしんどい(笑)」と振り返った。
また、淡輪氏は「手描きで原作の絵の密度を保つのは難しいが、止めたような芝居にはしたくない」と監督の林氏と話したことを回想。その話の流れから3Dにすることが決まったという。ただし、当初からこの作品の背景を任せられるのは、木村(真二)さんしかいないと考えていたため、「木村さんの背景美術と整合性が取れるよう心がけた」と語った。
さらに、野田氏は音楽についても言及。「音楽の打ち合わせのときは、『パーティー感を出したい』という意見が出た」という。そのため、この作品の世界観にバッチリ合った音を作るよりも、どこか楽しげで盛り上がれる音作りを目指したそうだ。

では、監督である林氏が一番に心がけているのはどんなことなのか?
その問いに対して、林氏は「普通なら『ここはいらないよね』というような、ゆるい会話もあえて残し、原作の世界観を壊さないように意識しています」と回答。そうした何気ないやり取りこそが「ドロヘドロ」の世界を表現する上で、最も重要なポイントだと考えているという。

さらに、作品の見どころや各作業でのこだわりについて話が進められたのち、来場者へのプレゼントコーナーがスタート。抽選で1名様に岸氏の直筆イラスト入り色紙がプレゼントされた。また、もう1枚用意されていた林氏の直筆イラスト入り色紙は、「アニスタ」のTwitterをフォローしてくれた人から抽選でプレゼントされることとなった。

プレゼントコーナーが終わると、各スタッフから来場者に向け、改めて「ドロヘドロ」にかける思いが語られていった。
野田氏、淡輪氏、岸氏の3人が、それぞれ原作へのリスペクトを十分持った上で、誠心誠意アニメ化の作業に取り組んでいることを告げると、最後に林氏が「放送開始まであと1か月くらいなのでドキドキなんですが、この作品を初めて観た人がどういう感想を持つのか楽しみです。よろしくお願いします」と挨拶。1月からの放送開始に向け、会場の熱も一層高まったところでイベントは終了となった。